重松清の「エイジ」を読んだ。奥付を見ると1999年2月が初版となっているが、元は朝日新聞の連載だったらしい。主人公エイジは14才の中学生。舞台は東京郊外のニュータウン。このニュータウンでおきた通り魔事件をめぐって、中学生の揺れ動く心の奥が描かれている。人を好きになる気持ち、悔しい気持ち、見透かされたくない気持ち、イジメられる気持ち、それを見守る気持ち、自分も犯罪を犯してしまいそうな危うい気持ちなどがとてもリアルで共感しまくりだった。話は大きな盛り上がりはなく淡々とすすむが、読み終えると何ともいえないすがすがしさが残る。13才になったばかりのトキローに読ませて感想を聞きたくなる作品。


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